小中高校の保健室の先生の役割・仕事内容
養護教諭の資格が無いとなれない小学校や中学校、高等学校の保険の先生ですが、通常保健室には保健の先生が1人で勤務しているのが一般的です。さすがに1人ではできる事がある程度限られてしまいますが、基本的に保健室の先生が行う事と言えば、健康診断の補助や保健の指導、ケガや病気をした生徒や児童が保健室に来た時の応急処置などが主な仕事となります。
小学校の場合には、まだ小さな子供が多くなっている事から、病気などで保健室に来る児童が多くなっている傾向にありますし、中学校や高等学校に比べて健康診断の回数が多くなっているのも特徴です。健康診断とは言っても、本格的な健康診断ではなく、身長や体重を計測するだけという場合も多いのですが、基本的に小学校の場合には、1学期と2学期、3学期の3回ほど身長や体重を計る事が多くなっています。
その中の1回は座高や血液検査、レントゲンや視力検査など、本格的な健康診断が行われているのですが、保健室の先生の場合には、主に健康手帳と呼ばれている児童の健康状態について書き記されている手帳に色々と計測した身長や体重などを書きこむ仕事などが中心となっています。更には身長や体重を測定する事もありますし、体力測定などの記録を取る係などの仕事もあります。
体力測定は小学校ではあまり行ってはおらず、中学校や高等学校で行われていますが、中学校や高等学校では、健康診断も年に1回だけとなっている事が多い為、小学校のように毎学期ごとに身長や体重を測定するという事は殆どありません。
他にも健康だよりなどと言ったプリントを貰った事があるという人もいるでしょうがこのような健康関連のプリントも、小学校が中心となっています。健康診断では歯の検査や予防接種などを行う事もあるのですが、通常健康診断とは別の日に担当の医師と看護師が学校へ来て行うのが一般的です。しかしこの時には保健の先生は付き添っているだけで、診察などに直接携わるという事は殆どありません。このようにたくさん仕事があるので保健室の先生はかなり大変な仕事を任される事になります。